Nahoko Wada

works

うみのおと、さかなのきもち

音具の制作と身体表現のワークショップ

同じ方向を向いて泳ぐ何百、何千ものイワシの大群。この絵は金子みすずの詩に深く影響を受けた中島潔が、5年もかけて制作したものです。生命感と躍動感のあるイワシの群れは、実は人間の「生」のために、「死」に向かって無心に突き進む「命の儚さ」を表現しているのです。このワークョップでは「命の尊さ」、「命の儚さ」を感じてもらうことを目的としました。


五感を使って、【海の世界】を体験します。
目で見る:中島潔の襖絵「大漁」をみんなで鑑賞。
口で話す:金子みすずの詩「大漁」を朗読。
手で作る:音具(レインスティック)を制作。
耳で聞く:音具で「うみのおと」を聞く。
身体で表わす:海にすむ「さかなのきもち」を、音具と身体で表現。


2012年5月5日
山形美術館3階


主催:山形新聞社、山形美術館
企画:東北芸術工科大学博物館実習1受講生
講師:和田菜穂子



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風の画家 中島潔が描く「生命の無常と輝き」展
2012年4月12日(木)-5月13日(日)
山形美術館